鹿児島県のシンボル、桜島。
雄大な火山を街中から間近に眺めることが出来る世界でも有数の「火山と一緒に暮らす街」。
そんな鹿児島県で生まれ育ったのが、Chakiである。
かごんまはわっぜよかとこじゃっど。(鹿児島はすごくいい所だよ。)
火山灰と過ごすという特殊な環境を持つ鹿児島での暮らしには観光客もびっくりすることだらけなんだとか。
そんな時にふと友人に言われたんです。
鹿児島で子育てってなんか色々と大変そう。。
ってことで火山灰が鹿児島県で子育てをするって実際どうなの?と聞かれた話について書いていきます。
火山灰は吸っても大丈夫?
育児をしている人にとって、自分の愛する子供が変なものを口にしたり、吸い込んだりするのって嫌ですよね。
最近はコロナだってありますから、マスクが欠かせない!って人も多いのではないでしょうか?(マスクが良いか悪いかは置いておいて。。。)
僕に質問してきた人も2人の子供を育てている夫婦だったこともあり、鹿児島に旅行とか行ってみたいけど子供を連れて行くのが不安だと。
火山灰って吸っても大丈夫なの?みたいな感じでした。
えー、、、
吸って大丈夫じゃありません。笑
まぁ灰というものを吸って大丈夫です、ってなる訳がないですね。
そもそも火山灰ってどんなものか知っていますか?
砂ぼこりと同じだと思っている人も多いのですが、実は全然違います。
砂ぼこりと違って、火山灰って顕微鏡とかで見ると凄くトゲトゲしているんですよ。
よく見たらトゲトゲの細かい粒子が、体内に入っちゃった!ってなったら、痛い!ってのは当然ですよね。
健康な大人でも、鼻水がでたり咳が出たりしてのどを痛めます。
人によっては、喘息や気管支炎みたいな呼吸器系に異常をきたす人もいます。
目に入ってしまったら、砂が目に入った!ってレベルではないです。
めっちゃ痛いっす。
でもトゲトゲしてるからこすれない、洗い流すしかないんですよ。。
鹿児島県人は「洗車した日に限って灰が降る」という話をよくします。
フロントガラスに灰が積もったからといってワイパーを動かしてはダメだ、と鹿児島県人はみんなが知っています。
ガラスに傷がついてしまうからです。
それくらいトゲトゲしているわけです。
なので、火山灰を吸っても大丈夫!とは決して言えないんですよ。
鹿児島を走っている車は灰まみれのまま、なんてのもよく見る光景だったりするんですよね(笑)
鹿児島で子育ては無理なのか?
と、ここまで読んだあなたはこう思いますよね。
鹿児島で生活してる人やばくね?
まぁ、そうなりますよね。笑
このままでは鹿児島に生まれた子供たちがかわいそう!とまで言われてしまいそうですね。笑
僕自身も鹿児島で生まれ育った一人の人間ですから、そう言われてしまうのは悲しいのですが、回答は1つです。
鹿児島で子育てをするのは全く無理ではない。
僕自身もそうでしたが、子供時代に沢山走り回っている時でも、マスクをして生活したことはありません。
今でさえ、コロナの影響もあってマスクをつける習慣ができてしまっていますが、当時の僕にとってマスクは風邪をひいているときか給食の時か、のどっちかです。
火山灰を吸い込まないようにマスクをしたことはありません。
マスクをしなさい!って親に怒られたこともありません。
運動会とかで沢山走った後に、あんまり深く息を吸い込むと咳が出ちゃう、みたいな経験ありませんか?
そんな感じで子供が外で遊びまわってると砂ぼこりと同時に火山灰を吸い込む可能性はあります。
多分僕も吸い込んできたと思います。
だからって、いたって僕は今健康に過ごしています。
桜島に在住の知り合いに聞いても、桜島の麓に住んでいる家族でさえ、火山灰対策でマスクなんかしないって言ってます。
なので、火山灰が降るから子育てが無理、なんて話は愚問レベルです。
鹿児島県には沢山の子供たちが暮らしています。
友人の子供たちも、仕事関係の知り合いの子供もたくさん知っていますが、火山灰の中ですくすくと育っています。
鹿児島に遊びに行きたいけど火山灰が子供に悪影響なんじゃないか、、、移住したいけど火山との生活は怖い、、、って思って鹿児島行く勇気がない人は、もう全くそんなことは気にせずに鹿児島を訪れてください。
火山灰の事なんか忘れて、鹿児島の自然の豊かさ、食の豊かさ、歴史や文化を感じることが出来ると思います。
火山灰が気になる方の対策方法
鹿児島人が噴火に慣れすぎて、桜島が爆発しても
あーあ、また爆発したわぁ。
ってノーリアクションで済ませるとしても、慣れてない人からしたらびっくりしますよね(笑)
少しでも火山灰を吸い込まないように、肌に触れないようにするには以下のような対策が有効。
- 鼻と口から吸いこまないようにマスクを着用する
- 傘をさす。
- 帽子を着用する
- 洗濯物は部屋干しに切り替える
- 長袖を着用する
- ゴーグルを着用する
鼻と口から吸いこまないようにマスクを着用する
火山灰が気になる方の対策方法としては、マスクを着用するというのがベストだと思っています。
個人的には火山灰が人体に影響があるとは思わないですが、マスクであればコロナやインフルなどの他の対策にもなりますので一石二鳥ですね。
砂ぼこりを吸い込んでしまうのと同じように火山灰を吸い込むのは嫌だ!って人にもいいと思います。
カバンの中に数枚入れて持ち運んでおくといいかもしれないです。
傘をさす
傘をさすというのも対策方法の1つ。
晴れの日に傘を持ち歩くのはちょっと、、、って人もいると思いますが、折りたたみ傘で十分だと思います。
鹿児島県人も傘をさす人は多いので、雨が降っていないのに傘さしてる人がいる!って後ろ指を指されることもないのでご安心を。
カバンの中に折りたたみ傘を常備しておけば、外出中に噴火されても大丈夫かと思います。
帽子を着用する
傘もめんどくさいよ、って人のためにおすすめな対策が帽子を着用するということ。
普段から帽子をかぶっておけば噴火して火山灰が降っていても問題ないですね。
ただお気に入りの帽子が火山灰まみれになってしまうのが気になる方にはおすすめできないです(笑)
洗濯物は部屋干しに切り替える
これは鹿児島に住むうえでのライフハックなのですが、洗濯物は基本部屋干しにするのが良いです。
火山灰が洗濯物に付着するのって嫌ですよね?それは鹿児島人でさえも嫌な事です。
なので、経験上、浴室乾燥があるお部屋だと最高ですね。
ちなみに、鹿児島のニュースの天気予報は「桜島上空の風向き」というコーナーがあります。
上空の風向きが住んでいる方向に向いている場合、主婦たちが一斉に洗濯物を取り込む、なんてのも鹿児島あるある。
最初っから部屋干しにしておけば、問題はないわけです。
長袖を着用する
火山灰が皮膚に触れないようにするために長袖を着用するというのも対策方法の1つ。
あんまり僕は経験したことがないのですが、火山灰って皮膚への影響もあるみたいです。
というのも、灰自体がトゲトゲしているのもそうですが、噴火した影響で強い酸性になっている可能性もあるんだとか。
皮膚が弱いって子供や大人は長袖を着用する方が良いかもしれないです。
帰宅したらすぐシャワーを浴びて、着ていた洋服はすぐに着替えましょう。
ゴーグルの着用
大噴火した場合、めっちゃくちゃ火山灰が降り注ぐ時もあります。
そんな時はゴーグルは有効と言われています。
水泳用のゴーグルでも、スポーツ用のゴーグルでも構いません。
とはいえ、僕はそこまでしている人はみたことないですけどね。笑
というか、火山灰の事をそんな意識する必要はないですけどね!
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